梱包をスムーズに終わらせるコツ

梱包が大変です

毎日のように引越しをしていると梱包が終わっていないお客様によく出会います。中には明らかに寝不足のような顔色で申し訳なくなってしまうほど。

 

でも梱包が終わり切っていないと、荷物の搬出に影響しますし、運べない荷物が出てくることもあります。最悪の場合、破損や紛失などに繋がる場合があるので、できるだけ終わっておいて欲しいと言うのが引越し業者からの願いです。

 

しかし、梱包が終わらないのは努力が足りないからではなく、コツを知らないということも大きいと思います。日頃作業をしているスタッフはご家族分の荷物でも3〜4名で半日も掛からずに終わらせてしまいます。

 

そこで、ここでは引越しの荷造りをスムーズに終わらせるコツをご紹介したいと思います。

 

梱包は取り掛かる順序が大切

引越しでの梱包は取り掛かる順序を変えるだけで、効率が良くも悪くもなります。効率が悪い方法を続けると本来なら引越し時に間に合うものも間に合わなくなります。

 

不用品の処分を最初に始める

梱包をするためには、まずそれだけのスペースが必要です。不用な物を廃棄してとにかくスペースを確保しましょう。荷造りのためには作業する場所だけでなく、出来上がったダンボールを積み上げる場所も必要です。

 

また不用品の選別は、引越し業者に手伝ってもらえない作業の一つであるために、できるだけ最初の方に実施して自分たちだけで終わらせておきましょう。燃えるゴミの収集日に間に合わせるのも最初にやる作業としておすすめしている理由の一つです。

 

納戸や押入れの荷物は一度に整理する

押入れの荷物整理はできればスペースを十分に確保して一気にやり切りましょう。空になった押入れに完成したダンボールを詰め直せば場所を取りません。逆の本棚やタンスから始めてしまうと出来上がったダンボールの置き場所に困ってしまうことになります。

 

食器棚や台所廻りの梱包

様々な場所の中でも特に時間が掛かるのが割れ物の梱包です。また台所廻りはスペースにも余裕が無い為に何人もの人間が同時に梱包することができないので、早い段階に使わない物からコツコツと始めるのが大切です。

 

冷蔵庫の中身についても、クーラーボックス1個程度まで徐々に減らしましょう。新居で冷蔵庫の電源を入れても直ぐに冷えるとは限りません。腐りやすいものは当日までに使い切るようにしましょう。

 

本棚や机、雑貨類

台所廻りの荷造りに取り組みつつ、他の人にやってもらいたいのが本棚や雑貨類など細かな物の箱詰めです。本はダンボールに詰めた時に重いので、あまり上に積み上げると危険です。なるべく一番下になるように箱詰めが終わったダンボールを置いていきます。

 

タンスやウォークインクローゼットの中身

タンスの中身は一番最後に梱包しましょう。なぜなら、もし間に合わなかったとしても中身入りや引き出しを外して運ぶということが可能な家具だからです。食器棚や本棚ではそういうわけにはいきません。

 

またお客様によっては作業当日でトラックが到着した頃にダンボールが足りないと言われることが良くあります。そのような時もタンスの中身入りならなんとか対処が可能ですが、割れ物入りの食器棚をそのまま運ぶのは難しいです。

 

簡単だからかタンスから始める人が多いのですが、これは間違いです。

 

上記の順番は万が一梱包が終わりきってない場合でも当日の作業の遅延を最小限に抑えることを考えています。梱包を終わらせる自信が無い人はこの順序で荷造りを始めましょう。

 

どのように梱包すれば良いの?

どのように梱包すればいいのか分からない人のために、場所や物別に破損しにくい梱包方法をご紹介します。

 

食器・割れ物

衝撃吸収用のクッションがもらえるなら、それを使います。通販した商品の梱包に良く使われるエアキャップ(プチプチ)も役立ちますので、引越しが決まっているなら残しておきましょう。

 

どちらも無ければ新聞で梱包できます。食器を包む際はクッション性を高めるためにあえてくしゃくしゃにします。お皿類は縦向けに入れる方が振動に対する耐性が強くなります。

 

できればガラス食器と陶器食器は分けて入れましょう。1つのダンボールを入れる時は、クッションを多めに入れることをおすすめします。

 

ダンボールには、割れ物入りの記載を目立つようにして、作業員の注意を促します。

 

衣装ケース、小さなタンス

中身が衣類であれば、あえて箱に入れ替える必要はありません。ただし、中身入りの衣装ケースは引き出し方向に傾けた時に飛び出る危険性があります。

 

粘着力が弱い養生テープを貼っておけば飛び出しを防げます。衣類以外でも大きな衣装ケースであれば運べないことはありませんが、運搬中に動かないように新聞紙等で隙間なく埋めておく方がおすすめです。

 

書籍

PP紐を使って梱包をしている方がいますが、書籍が大量にある場合は作業が遅くなり、積み込みしにくいので作業員は嫌がります。また運搬中に解けることも度々あるのでダンボールに入れましょう。

 

ごくまれの大きなダンボールに目一杯書籍を詰め込んでいる方がいますが、やめておきましょう。書籍類は小さなダンボールに詰めてください。

 

また、ダンボールの底面をクロスに編み込んでテープ止めをしない人もいますが、これも間違いです。普通に閉じてテープ止めしておきましょう。

 

家電類

一般的な引越し業者なら家電類はスタッフが梱包してくれます。ただし単身パックを利用する場合は、オプション料金である場合もあるので業者側との相談も必要です。

 

ただし、購入時の箱を残しているなら、その箱で梱包した方がより安全な場合があります。特に精密機器は運搬中の振動による破損が保険適用外の場合もあるので、できるだけ安全な方法で梱包しましょう。

 

タンス

ハンガー掛けの洋服はハンガーボックスという資材を利用すれば、ハンガーに掛けたまま簡単に梱包することができます。着物については和服専用ダンボールを利用すれば綺麗に梱包することができます。

 

その他の整理ダンスについては、できるだけ箱詰めするのがきしみを防ぐためにもおすすめですが、重さによってはそのまま運べないこともありません。

 

残りのダンボール数も考慮しつつ、例えば引き出し1段だけ残しておくなどの方法も可能です。

 

スムーズに引っ越しするために

配置先をダンボールに記載しておく

引越し業者はダンボールもなるべくお部屋まで運ぶようにお客様に聞きますが、中身が不明瞭なダンボールだと作業が中断されてしまうこともあります。ひどい時には、いったん中身を開けて確認して初めて行先が分かる人もいますが、作業員にとっては非常に負担です。

 

また、配置先はダンボールの上部と側面の二か所に記載してもらえると作業はよりスムーズになります。

 

新居ですぐに必要な物はまとめておく

新居の鍵はもちろんですが、意外なのが電化製品のリモコンです。特にエアコンやテレビのリモコンは取り付け工事を業者へ依頼している時に真っ先に必要なものです。

 

これらの荷物は、例え行先が違ったとしても一つのダンボールにまとめて、分かりやすく記載しておきましょう。

 

ダンボール箱に荷物を入れすぎない

詰め込みすぎてダンボールの上部が膨らんでしまうと破損の原因になります。こういったダンボールはトラック内で積み上げが難しく、契約したトラックで荷物が積みきれない可能性にもつながります。